近年、高額なスクール・情報商材の勧誘、イベントへの案内、副業紹介など、
別サービスへの勧誘を目的とする悪質案件が増加しております。
1、「簡単なアンケート」を装い、低単価で契約後、別サービスへ誘導される
- 10円や100円などの低単価で契約を締結し、
LINEなどの直接連絡先でやり取りをおこなうパターン
- LINEなどで専用のグループに招待され、
別サービスの登録へ誘導されるパターン
2、高額なスクールや情報商材の販売を目的としたモニターアンケート
- 「稼げるようになるため」と言われ、
ZoomやLINE等の直接連絡先へ誘導され、
高額なスクールへの入会や情報商材の購入を強く勧誘されるパターン
- 「(有名人の名前を想起させ)〇〇という人を紹介するからイベントに来ないか」
という悪質な勧誘を受けるパターン
3、 「未経験者歓迎」「スキルアップ」「実績作り」を謳って募集し、高額なスクールへ誘導される
- クラウドワークス上で「報酬を受け取りながら学べる」
「実績になる」などといい、ZoomやLINE等の直接連絡先へ誘導され、
初心者向けスクールへの入会や情報商材の購入を強く勧誘されるパターン
4、依頼するつもりのない業務内容を掲載し、Zoom面談時にLINE交換やスクールへの入会を案内される![]()
- 一見すると問題のない依頼内容でも、
Zoom面談時にLINE交換やスクールへの入会を案内されるケースもあります。
案件の内容を問わず、以下のパターンに遭遇した場合はキケン!!
- 詳細な仕事内容や報酬について、
クラウドワークス上で説明しようとせず、ZoomやLINEへ誘導される
- 契約前に、Zoom等によるオンライン面談へ案内され、LINEの交換を要求される
- 契約前に、詳細な個人情報や身分証の提示を求められる
他にもこんな案件は要注意
このような悪質案件には、次のような特徴があります。
応募しようとした案件が、以下の4つのうち1つでも当てはまる場合は要注意です。
- カンタン作業・初心者向けなどの文言
- 単価が低すぎる
- 条件が良すぎる
- 初心者なのにスカウトが届く
ひとつずつ説明していきますね。
特徴① カンタン作業・初心者向けなどの文言
クラウドワークスになれていない初心者を狙うことが多いので、
このような文章で引き寄せています。
- カンタン
- 誰でもできる
- 初心者OK
- 未経験者歓迎
- スキル不要
甘い言葉の裏には、ワナがあります。
登録したばかりだと受けられる案件が少ないので、
実績を作ろうとして簡単な案件に飛びついてしまいがち。
もちろん、上記の言葉が入っていても良い案件や良質クライアントはいますが、
悪質案件の場合は高確率でこのような言葉が入っているので要注意です。
これが目的
- アフィリエイトリンクから報酬を発生させるのが目的
- 画像を保存するなどの著作権に関わる仕事
- 嘘のレビューを書かせる仕事 など
特徴② 単価が低すぎる
相場に比べ、単価が低い案件も要注意です。
3時間もかかる作業なのに10円しかもらえない、
100問もあるアンケートなのに30円しかもらえないなど、
時間と報酬が釣り合っていない案件も良くあります。
「それでも10円もらえるのなら」と割り切れるのであればいいですが、
悪質クライアントの場合も多いので注意しましょう。
ライティング案件の場合は1文字0.1円単価などの案件もよくあります。
安い金額で仕事をさせるのが目的です。
単価が低い案件の場合は、
クラウドワークス上でこのような注意喚起のポップが出てきます。
これが目的
- 安い金額でたくさんの作業をさせる
- 安い金額で納品させたものを高額で転売する
特徴③ 条件が良すぎる
単価が低い場合も注意ですが、
単価が高すぎるなど、条件が良すぎる案件も要注意です。
好条件の仕事内容を提示して、応募者を集めます。
初心者でもOKなのに1文字3円のライティング案件や、
簡単なアンケートなのに500円などのやけに金額が高いなと感じるものは注意しましょう。
好条件で引き寄せておいて、
契約後に別の仕事内容に変更される可能性も高いです。
これが目的
- 条件の良い仕事をさせることで油断させて、別の案件に誘う
- 条件の良い仕事で引き寄せて、規約違反の仕事をさせる
特徴④ 初心者なのにスカウトが届く
クラウドワークスには、自分から仕事に応募する方法の他に
「スカウト」というものがあります。
※スカウトは、クライアントから直接「この仕事をやりませんか?」
という相談が届くというもの。
ライターの方やデザイナーなど、スキルを持っている方にスカウトが届くことはよくありますが、
受注歴のない初心者に届くスカウトは、悪質案件であることがほとんどです。
おそらく、仕事内容も「カンタン作業」とか「初心者でもOK」のようなものでしょう。
カモを捕まえるために不特定多数の初心者に宛てて送っているだけなので、無視しましょう。
悪質クライアントの見極めポイント
案件の依頼内容でヤバい案件かどうかを見極められれば良いのですが、
依頼内容をみただけでは判断が難しいこともあります。
その場合は、発注者のプロフィールも必ず確認するようにしましょう。
悪質案件を発注しているクライアントは、
身元がバレないようにしていることが多いです。
悪質クライアントを見極めるには、次のポイントをチェックしましょう
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- プロフィールが設定されてないアカウントは疑う
- 作られたばかりのアカウントは疑う
- 本人確認が済んでいないアカウントは要注意
- 完了率・評価を信用しすぎない
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①プロフィールが設定されていないアカウントは疑う
発注者のプロフィールを見ると「会社概要」という欄があります。
悪質クライアントの場合は、会社概要に何も書かれていないことがほとんどです。
また、高確率でアイコン画像も設定されていません。
会社概要がしっかり記入されているアカウントは、
信用できるアカウントであることが多いとも言えますね!
②作られたばかりのアカウントは疑う
悪質クライアントはアカウントを転々としていることが多いです。
クラウドワークスから処分を受けたり、
通報があったりしたらすぐにアカウントを捨てて、
別のアカウントを作ってまた悪質案件を受注します。
プロフィールには「登録日」という欄があるので、
いつ作られたアカウントなのかがチェックできるようになっています。
登録日が最近の場合は、作られたばかりのアカウントなので要注意です。
③本人確認が済んでいないアカウントは要注意
悪質アカウントは、ほぼ100%本人確認が済んでいません。
悪いことをしているので、本人特定されてしまうと困る為。
逆に、本人確認が済んでいるアカウントは信用して良いアカウントと言えます。
④完了率・評価が良くても要注意
完了率や評価が良いと、つい信用してしまいますよね。
でも、悪質クライアントでも評価が高い場合もあります。
それは、やり取りが非常に丁寧で仕事の仕方も親切に教えてくれます。
そのため、悪質案件だと気づかずに仕事を受けてしまった方は
「とても良いクライアントさんだった」と思って高評価をつけてしまいます。
悪質クライアントにつけられた高評価は、
このように気づかずに仕事をしてしまった方たちからの評価なのでしょう。
自分がやばい仕事をしていると気づいていない方も多いでしょう。
そして、こんな簡単に稼げるのならとまた次の仕事を受注してしまいます。
クラウドワークスでの完了率や評価は判断基準になりません。
もし、悪質案件に応募してしまったら
応募前や、契約前に悪質案件だと判断して回避できれば良いのですが、
契約後にふたを開けてみたら悪質案件だった!ということもあります。
万が一やばい案件を契約してしまっても、対処法はあります。
契約途中終了リクエストをする
契約をした仕事でも、契約途中終了リクエストを送れば契約を終了できます。
まずは、契約一覧から、契約した仕事の詳細ページを開きます。
「契約内容」の下の方にある「契約途中終了リクエスト」を押して申請します。
メッセージフォームに理由を入力し、リクエストを送信します。
一度契約したものを終了するのは、こちらにも非がありますので、
なるべく丁寧な言葉を使って、契約終了をしたい旨を伝えましょう。
リクエストを送信し、クライアントが同意をすれば契約は途中終了します。
または、1週間が過ぎた時点で返信がない場合も自動的に承認となるので、契約を終了することができます。
ただし、クライアント側が契約終了を拒否した場合は途中終了できません。
その場合は悪質案件であることを運営事務局に相談をします。
クラウドワークス事務局に問い合わせる
クライアント名や契約内容、問題だと思われる点などを詳細に書きましょう。
数日でメールで回答が送られてきます。
悪質案件を通報する
悪質案件は事務局に通報することができます。
契約詳細のページの「メッセージ」のところにある
「違反報告する」というボタンを押すと、入力ページが開きます。
クラウドワークスを通さない直接契約は規約違反です
クラウドワークス上で契約を締結せず、
クライアントから直接、報酬を受け取る行為は利用規約違反となります。
クラウドワークスにおける「仮払い」が実行されないまま、
業務開始や直接契約を促す行為には十分にご注意ください。
クライアントからサービス外での直接契約や、仮払い前の業務開始を要求された場合には、
業務を進めることなく辞退する事をおすすめ致します。