skillup

全体の流れ

  1. SUNO AI「曲のイメージ(ジャンル・雰囲気・ボーカル有無・言語・尺)」を指示して試作を作る

  2. 試聴して良い方向性を選び、指示を少し変えて再生成(2〜3案比較)

  3. 必要なら歌詞を自分で用意して貼り付け(自動生成でも可)

  4. 最終版をダウンロード(必要ならインスト版も)


Step 1. イメージを言語化する(SUNO AIの入力欄に書く)

指示に入れると安定する要素:

  • 作品のタイプ(例:学園青春アニメのOP/ファンタジー冒険アニメのED)

  • 雰囲気(明るい/切ない/壮大)

  • 速さ(速め/ミドル/ゆったり)

  • 編成(ロック、シンセ、ピアノ等の主役楽器)

  • ボーカル(有り/無し、男女、言語)

  • 構成の希望(短いイントロ→キャッチーなサビ→自然なアウトロ など)

今回の例題

ファンタジー冒険アニメのオープニング曲。疾走感があり、勇気を感じる雰囲気。
女性ボーカル(日本語)。ギターとストリングスを主役に、シンセは控えめ。
短いイントロ(4小節)→力強いAメロ→盛り上がるサビ→余韻のあるアウトロ。
歌が埋もれないミックス。2分前後。

コツ:最初から完璧を狙わず、まず1案作って試聴

→ 気になった点を短い日本語で追記して再生成します。
「サビをもっとキャッチーに」「テンポ少し遅めに」など)


Step 2. 試作を聴いて、良い方向を見つける

  1. 2〜3案生成して並べて試聴
    (メモ:どの案のどこが良いか)

  2. 良かった点を残し、直したい点を短文で追記して再生成

    • 例:「メロディはこのまま。サビはコーラスを追加」
      「ドラムをタイトに」「シンセを控えめ」

  3. ボーカル有無は用途で選択
    (歌モノ=有り、BGM用途=無し)


Step 3. 歌詞を入れる(任意)

SUNO AIは歌詞を自動生成できますが、自分で用意すると狙い通りになりやすいです。
歌詞欄がある場合は、以下のような形で貼り付けます。
短く、発音しやすい語を意識

今回の例題・歌詞

[Verse] 
砂の街を抜けたら 新しい空 
揺れるコンパス 夢の方角示す 

[Pre-Chorus] 
転んでも そのたび 強くなる鼓動 
誓った言葉 背中を押してくれる 

[Chorus] 
走り出せ さあ 翼ひろげ 
遠い明日へ 扉を開け 
君と描く 冒険の地図 
光の中で 叫べ

コツ:サビは短い語で母音を伸ばすと歌いやすく、キャッチーになりやすい
(例:「走り出せ」「ひろげ」「開け」など)。


Step 4. ブラッシュアップ(再指示の書き方)

直したい点だけを短く追記して再生成すると安定します。
(そのまま追記して使えます)

  • 「サビのメロディをもっと覚えやすく」

  • 「ドラムをタイトに、キックを少し強め」

  • 「テンポを少し落として、疾走感は残す」

  • 「コーラスをサビだけ厚く」

  • 「ボーカルを前に。高音が耳に刺さらないように」


Step 5. ダウンロードとバージョン管理

  • 最終版をダウンロード
    (WAV推奨、軽さ重視ならMP3)

  • 可能ならボーカル無し(インスト)版も生成・保存しておく

MVで使うときは、使いたい尺に合わせて
「冒頭4小節を短く」「アウトロを短く」などの再指示で、
長さを近づけておくと後工程が早くなります。


よくあるつまずき → 直し方

  • サビが弱い
    「サビのフックを強く。メロディを上下に動かし、コーラスを追加」

  • ボーカルが埋もれる
    「ボーカル前面。伴奏を少し控えめ。高音域を丸く」

  • 元気すぎ/暗すぎ
    「明るさを+1段」「切なさ少し抑えめ」など短い感情語で調整

  • 長さが合わない
    「2分前後」「90秒」「ショート向け30秒」など尺を明記

  • 楽器が好みと違う
    「ギター主体」「ピアノ主体」「シンセ少なめ」など主役楽器を指定


仕上げのチェック

  • 冒頭3〜5秒で世界観が伝わるか(短いフックがあるか)

  • サビに向けて盛り上がるか(ダイナミクス)

  • 歌詞のキー語がはっきり聴こえるか(言葉の抜け)

  • 終わり方が自然か(アウトロに軽いフェード)

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